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"ハンドブック今昔物語" インターネット時代に、出版物? それでも、続けてきました!

今は昔、56年前の昭和35年(1960年)、創立15周年を迎えるにあたって、弊社初の出版物「ハンドブック-化粧品・製剤原料-」が発行されました。その頃、日本は、ようやく戦後の混乱期を抜け出し、東京タワー建設、東海道新幹線開通など高度成長の走りを迎えていました。化粧品産業に関わる多くの会社が創立され、東京、中部、西日本の化粧品工業会もまとまって、日本化粧品工業連合会として昭和34年(1959年)に設立されました。そんな時代です。
それから現在までの間、弊社はお客様と共に歩んでまいりました。弊社の創立記念15周年以降、およそ5年または10年おきに発行された出版物にも時代を映す物語がありますので、ご紹介させていただけたらと思います。

出版物一覧
ハンドブック出版

初期出版物(ハンドブック)
最初の「ハンドブック-化粧品・製剤原料-」を発行した昭和35年(1960年)ごろは、今のように情報が簡単に得られる時代ではありませんでした。執筆者らは、大変な苦労をして情報を集め、まとめ上げたのだと思います。
化粧品業界では、当時、参考書がほとんどありませんでしたので、化粧品原料、製剤化技術、参考処方などを網羅したハンドブックは、かなり重宝がられたと聞いています。特に、昭和52年(1977年)に発行された「ハンドブック-化粧品・製剤原料-改訂版」は発行部数も多く、バイブル的存在として、化粧品業界をはじめとするお客様にご利用いただいたようです。
なお、自社で企画し、社員自ら執筆、編集した出版物を、創立記念の際に、お世話になってきたお客様に感謝の意味を込めて贈呈するという伝統は、出版当初から今日まで変わらずに続いております。


中期出版物
ハンドブックについては、創立30周年記念出版物として発行された改訂版で一区切りをつけ、以後3冊は、その都度、異なる企画をしました。創立35周年の際には、持ち運びができる参考書が欲しいという要望を受けて、「化粧品製剤便覧」を発行しました。化粧品用語集や各種情報がコンパクトにまとめられており、使い勝手が良いとの評価をいただきました。
コロイド化学の進歩と実際」は、唯一、自社では執筆せずに、東京理科大学の故目黒謙次郎教授監修のもと、コロイド化学および界面化学の分野で活躍されている先生方に執筆いただいたものです。コロイド化学に関する理論や応用技術について、多面的にまとめられております。
化粧品原料辞典」は、文字通り、化粧品原料をまとめた辞典です。公定書名、化学構造、特徴、用途、販売名などの情報が収載されていました。


後期出版物(ハンドブックの刷新)
ハンドブック-化粧品・製剤原料-改訂版」から20年が経ち、収載内容の刷新を図る必要性から、創立50周年記念出版物として「化粧品ハンドブック」を発行しました。収載項目や成分も大幅に増加し、最新情報を反映させました。
創立60周年の際には、機能性成分や有用性評価などが大きく進歩したために、特にその部分を拡充した「新化粧品ハンドブック」を発行しました。
そして、本年創立70周年では、では、製剤化技術や処方設計を拡充した「パーソナルケアハンドブック」を発行しました。さらに、初めて、英語訳版、中国語訳版も発行しました。


編集者からの一言
 今やインターネットで何でも情報が入る時代。パソコンの前でキーワードを入れて知りたい情報を検索する人が多くなっているため、参考本の存在価値も小さくなってきているのかもしれません。
しかし、このように時代は変化しても、弊社は従来通り、形ある本として発行し続けてきました。その大きな理由は、お客様にお会いして出版物を手渡しする際に大変感謝していただけることです。我々編集者も、そのような報告を聞くと、作ったかいがあったと思います。そして、5年後か10年後の企画に向けて、思いをはせているところです。

弊社では、創立記念出版物を、今までお世話になってきたお客様に手渡しでお届けしているほか、業界団体、官公庁、大学、都道府県の図書館などにも寄贈しております。なお、個人(社員)ではなく、あくまで企業等の団体宛てに贈呈させていただいておりますことを、ご了解いただきたくお願い申し上げます。

最後に、記念出版物の発行には、初版版から最新版まで、「中央印刷株式会社」様の多大なご協力をいただいてきました。本の編集や事細かな修正まで、不慣れな弊社社員に懇切丁寧なご指導をいただいたおかげで、出版物としての形を作ることができました。深く感謝申し上げます。

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