Nikkol group NEWS LETTER

 

高まる“ハラル化粧品”への関心
その市場性やいかに?

経済が急成長している東南アジアでは、中間層の消費者が増えることによりパーソナルケア市場の急拡大が見込まれています。
この東南アジア市場の消費者の多くがイスラム教徒(ムスリム)です。
イスラムの教えに準拠していることを表す「ハラル認証」を持つパーソナルケア製品へのニーズが高まっており、ニーズに合わせた製品開発がこの地域におけるビジネス発展には不可欠です。
こうした東南アジア市場の消費者ニーズに合わせた製品開発が、必要不可欠となっています。

注目市場はマレーシアとインドネシア
成長著しい東南アジア諸国の中でも、特にマレーシアとインドネシアの市場は高い成長が見込まれています。


図1.成長率


シンガポールに次いで経済成長を遂げたマレーシアでは、2009年には25.2%だった富裕層が、2020年には64.9%に達することが予想されています(図2-左)。

また、東南アジアの中で最も人口が多いインドネシアでは、低所得層の割合が2009年では63.3%と半数以上を占めていますが、2020年には15%近くにまで減少し中間層の消費者が急激に増えると予想されています(図2-右)。


図2.所得分布推移


ハラル認証を取得したパーソナルケア製品が少ないのが現状
この2カ国では、所得上昇と生活水準の向上により、市場ニーズ自体が急激に変化しています。
その1つがハラル化粧品市場です。
経済のグローバル化が進む中でハラルではない製品が混在しはじめ、イスラム教徒の消費者は安心して使えなくなってきています。
私たちがマレーシア・インドネシアの多くの消費者に現地でのパネルディスカッション・調査を行った結果では、次のような回答が得られました。


図3.消費者インタビュー


多くのイスラム教徒の消費者がハラル認証を取得したパーソナルケア製品を求めている一方で、市場にハラル認証を取得しているパーソナルケア製品が少ないこと、その結果として製品の原料由来に不安を感じながら購入をしている事実が明らかになりました。
また、価格が10%以上高くなってもハラル認証の製品を購入するという人が数多くいることも判明しまた。

図4.ハラル認証化粧品は高くても購入されるのか


「ハラル認証化粧品」を作るためには「まずは原料」から
イスラム教徒の人たちに安心してパーソナルケア製品を使ってもらうためには、まず原料がハラル認証であることが重要です。
ニッコールグループでは、積極的にハラル対応への活動に取り組み、日光ケミカルズ(シンガポール)Pte. Ltd.で製造している非イオン界面活性剤などの製品について、2011年正式に認証取得しました。
そしてこの度日本サーファクタント工業株式会社の那須事業所(栃木県大田原市)でハラル認証を取得し、ビタミン誘導体やセラミド配合原料などのハラル認証製品の提供が可能となりました。


図5.那須事業所

どんな原料が取得できたの?
活性成分や油性成分はもちろん、私たちがこれまでに培ってきた乳化技術を応用し開発したプレミックス製品も取得しています。
ハラル認証を取得した製品の検索は、コチラから




活性成分
ビタミン誘導体、セラミド配合原料など

油性成分
スクワランなどの炭化水素、植物油、パルミチン酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルなど

乳化・可溶化剤
レシチン誘導体、機能性乳化剤(NIKKOL ピュアフォスシリーズ)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなど

起泡・洗浄剤
N-アシルアミノ酸塩、N−アシルタウリン塩、アルキルリン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩

コンディショニング剤
アミドアミン

プレミックス製品
クレンジング製剤用のプレミックス製品、皮脂洗浄製剤用のプレミックス製品など
提供可能な製品

ニッコールグループでは、今後も高品質で安全なハラル認証原料のラインナップを充実させ、安定供給することを通じて、イスラム教徒の皆様が安心してパーソナルケア製品をご使用いただけるよう、より一層ハラル対応に励んでまいります。

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