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ASCS CONFERENCE 2024「ポスター特別賞」受賞

 日光ケミカルズ 中央研究所の吉本聖研究員が、Asian Societies of Cosmetic Scientists (ASCS) Conference 2024でポスター特別賞を受賞したことをお知らせします。

 ASCSは、アジア・オセアニア・中近東の化粧品技術者会の連合体として設立され、3地域における学会間の交流を深めることにより、化粧品学および化粧品産業の発展を図ることを目的としています。

大会は隔年で開催されており、今大会はインド・ゴア州で3月6日から3日間、口頭やポスター発表が実施され、技術や文化の交流が行われました。この度、当社中央研究所 評価・分析技術開発室 皮膚評価グループの吉本研究員がポスター発表を行い、特別賞を受賞いたしました。

研究概要

 近年、敏感肌に悩まされる人が世界的に増えています。5大陸20カ国で行われた2019 年の調査報告では、女性の60〜70%、男性の50〜60%がある程度の敏感肌であるとされています。また、敏感肌状態は乾燥や目立つ毛穴などと共存することもあり、皮膚バリア障害との関与も報告されています。

 そこで弊社は、健全な皮膚バリアの構築が敏感肌の改善に寄与すると考え、ヒトが元来有する皮膚バリア構築システムであるリゾホスファチジン酸に着目しました。そこで、サステナブルな開発手法である“ホールセル酵素技術”の応用によりリゾホスファチジン酸を化粧品原料として最適化させた“多機能性リゾレシチン”を開発し、その有用性評価の結果を本大会にて報告しました。

 敏感肌兆候を有する被験者を対象としたヒト試験において、多機能性リゾレシチン製剤の4週間連用により、乳酸スティンギング試験における刺激感スコアや、頬部の赤みといった敏感肌兆候の顕著な改善が認められました。また、角層水分量、水分蒸散量、頬部の毛穴の大きさといった皮膚バリア指標の改善も同時に認めらました。さらには、in vitroでの作用機序解析において、多機能性リゾレシチンを処理した群ではフィラグリンやセラミド量の上昇とともに、乳酸刺激に対する細胞応答(COX-2の上昇)が抑制されることを新たに見出しました。これらの結果より、多機能性リゾレシチンによる皮膚バリアの健全化が、敏感肌の改善に寄与することが示唆されました。

詳細はプレスリリースから

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