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【当社社員による学会発表のお知らせ】 「Development of Oil-Soluble Niacin Derivatives for Skin Care」に関して

下記の通り当社社員が 学会発表(ポスター) を行いました。

発表者:マテリアル開発研究所 / 合成・プロセス開発グループ  大坪 慎弘

開催日:2025/4/27〜2025/4/30

セミナー名:2025 AOCS Annual Meeting & Expo

タイトル:『Development of Oil-Soluble Niacin Derivatives for Skin Care』

発表内容:ナイアシンはビタミンB3の一種で、シワ改善や色素沈着抑制などのスキンケアに必須の成分です。しかし、水溶性のナイアシンを外用すると、皮膚バリアによって吸収が阻害されることが知られています。そこで、油溶性ナイアシン誘導体として、ニコチン酸ミリスチルとニコチン酸エチルヘキシルアミドを開発しましたので、2025 AOCS Annual Meeting & Expoにて研究報告を行いました。
油溶性ナイアシン誘導体として、融点約40℃のニコチン酸ミリスチルと室温液体のニコチン酸エチルヘキシルアミドを開発しました。それらのナイアシン様効果を評価するため、正常ヒト表皮細胞におけるインボルクリンの発現量を指標として測定しました。その結果、 未処理群と比較して、ニコチン酸ミリスチルと ニコチン酸エチルヘキシルアミドを処理した表皮細胞においてインボルクリン発現量の増加が認められました。さらに、極性の異なる油脂に対するナイアシン誘導体の溶解性を検討した結果、ニコチン酸ミリスチル、ニコチン酸エチルヘキシルアミド共に優れた溶解性を確認しました。

協業先:日本サーファクタント工業株式会社

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